投票の話を
もっとカジュアルに
Tシャツで伝えたい。
私が選挙に行く理由

衆院選キャンペーンの一つとして、
NO YOUTH NO JAPANはこの度、
ALL YOURS・スピンズ・パタゴニア日本支社の協力のもとTシャツを発売します。

このプロジェクトの裏にあるのは、
単に、キャンペーン的にTシャツをつくりたい、
という気持ちではありません。

Tシャツに乗せて私たちがつくりたいのは
「だから私は選挙に行く」というポジティブな意思表示を
誰もが楽しんでできるような雰囲気。

#だから選挙に行かなきゃTシャツ

このプロジェクトに至った背景や、
それぞれのTシャツデザインに込めた願いを
お話させてください。

Tシャツプロジェクト始まりのきっかけは、
NO YOUTU NO JAPAN（以下、NYNJ）
代表・能條桃子の、この一言でした。

NYNJが発足した2019年参議院選挙では、
Instagramのシェアで想像以上にたくさんの人が
私たちの活動を盛り上げてくれました。
「投票に行こうよ」と本当は周りの人に
言いたいけど言えない。
そんな仲間がたくさんいることがわかりました。

そのとき私たちが作ったのは
「どうして投票に行くのか」「どうやって投票先を選ぶのか」
を直感的に伝えられる、分かりやすい情報コンテンツでした。

この仲間たちに今度は
「自分がなぜ投票に行くのか」
をシェアしてもらいたいと思っています。

例えばあなたが

「投票に行くのは大事だしそんなに難しくないよ。だから投票に行こう」
と言われたときと、

「私は子育てが楽になることが一番大事だから、
そういう政治家に投票したんだよね」
と言われたとき

印象はかなり違いませんか？

誰かの投票に行く理由に
「なるほど」と思えたとき
ぐっと投票が自分ごとになると
私たちは感じました。

とはいえ、投票に行く自分の理由を
人に言葉で伝えるのは、SNSであろうと
直接だろうと抵抗がある。
投票に行く理由をオープンに話せるような
きっかけづくりはできないだろうか…。

そこで考えたのが
「Ｔシャツのデザイン」を通じてこっそり
でも確かに意思表示をする
という方法です。

Tシャツのデザインに込めたのは
「投票の話を当たり前にカジュアルにできるように」
という願い。

選挙に行こうと呼びかけたり
政治の話を振ったりするには
まだまだ勇気がいる雰囲気のなかで
普段の生活で着ても浮かない
おしゃれでついTシャツの柄の話をしてしまうようなデザインを目指しました。

デザインは、普段の発信からU30世代が関心の高い

「環境」「平等」「平和」「生活」

の4つのトピックを取り上げ
イラストレーターさんにデザインしていただきました。

「環境」では
地球に暮らす植物・動物・人、そして雨や火事
といった災害のイラストから
環境問題を意識するみなさんが
守りたいものを表現できるようにしました。

「平等」では
性別、国籍、性的志向、障がいの有無など
色々な違いを超えていきたいという願いを込めました。
ジェンダー、セクシュアリティ、移民・難民、在日外国人、障害、人権
などのテーマに関心を持つ人に届けたいと思っています。

「平和」では
手をつなぐ2人の人に
平和の象徴である鳩とオリーブの葉をあしらいました。
戦争、紛争、安全保障、国際協力などの問題意識がある方はもちろん
安心安全に生きられる社会を望む人のためにテーマを選びました。

「生活」では
家計を象徴するATMの前に立つ女性をデザインしました。
働くこと、子育て、大学の学費など
みなさんが関心のある生活を取り巻く問題関心とつなげて
Tシャツを着ていただきたいと思います。

「平等」「環境」をデザインいただいたのは
中島ミドリさんさん、

「生活」「平和」をデザインいただいたのは、
obata sakiさんです。

手にとりたくなるデザインを、本当にありがとうございました！

選挙行ってみようかな
と思うきっかけを増やしていくには
「投票に行こう」という呼びかけの裏側にある
投票に込めた想いが伝わることが大切だと思っています。

そして、その意思あるメッセージを
社会に溢れさせていくためには
選挙の話をみんながオープンに話せる環境が
誇りを持って自分が投票に行く理由を語ることが
当たり前になるような雰囲気が必要なはずです。

皆さんが
Tシャツを手に取り、衆院選に向けて
投票に行く理由を楽しくシェアしてくださったら嬉しいです。